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 › 北の旅烏のひとりごと。 › 2017年08月11日

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2017年08月11日

遍歴。

街中に住んでいた頃は、便利さだけを追い求めていた気がする・・・。

考えてみると私は何度引越しをしたのだろうか。ススキノ外れで生ま
れてから父の転勤で数度住居を変え、高校を卒業したころ郊外に我が
家が完成した。やがて私は独立しアパートでの独り住いが始まる。
当時の私の安給料ではマンションなど高嶺の花。トイレは共用、風呂
無しとまるで絵に描いたようなアパートだった。ここに決めた理由は
近くに北海道神宮があったこと。歩けば緑に囲まれた境内を散策する
ことができた。やがて結婚し引っ越をする。この時も交通の便がいい
街中に行こうとはせずに当時から高級住宅街と言われている宮の森に
決めた。ひとつでも心に納得させる「宮の森の看板」が欲しかったの
かもしれない・・・。
当時を思い出すと神宮の大火事がある。けたたましいサイレンの音に
外へ出ると人が集まり始めていた。聞くと北海道神宮が火事だという。
これは大変なことになったとカメラを手にし、一目散で走って行った。
神宮前には人だかりができ始めていたがサイレンの音だけで消防車は
まだ来ていない。めらめらと立ち上る炎と大量の煙り。気づくと私の
膝が震え出し、その場で立ちすくんでいた。消火活動が始まるころに
数枚の写真を撮ったように思うが今では記憶の底にあるだけだ。
そして紆余曲折を経て独身に戻る。引っ越した先は同じ宮の森。どれ
だけ「宮の森」というステータスに弱いのだろうか私は。(^^;)
暇さえあればカメラを手に円山公園に徒歩で出かけていた。ある日の
こと大型台風が札幌を直撃したことがある。大雨が連日連夜降り続き
道路が冠水したのを目にしたのは生まれて始めて。当時利用していた
地下鉄西28丁目駅の入り口に土嚢が積まれアスファルトが見えない
ほど水浸しだった。だから激しい雨が降ると当時を思い出す。
会社を退職して個人事務所を開いたのはこの頃だったような気がする。
連日押し寄せる仕事量と正比例するように月末に書く請求書の金額が
増えていった。やがて利便性を求めて街中に引っ越す。それは狸小路
6丁目だったかエレベーターがある2LDKマンション。ススキノは
目と鼻の先。毎晩飲んだっくれるにはこれ以上ない場所だった。その
ころの私は無茶をずいぶんしていたものだ。当時を懐かしむ...と言え
ない反省ばかりが思い起こされる・・・。(^^;)
そして現在のカミさんと出会ったのはこの頃だった。娘が生まれると
街中より郊外がいいと引越しを決める。そして今住まいしている場所
へと最後の?引越しをして今日に至っている。ここは交通の便がそれ
ほど良いとは言えないけれど近くを流れる新川の散策路が疲れた心を
和ませるのに充分なのである。自転車に乗ってぶらり石狩灯台へ行く
時や、街中に出向く時にもよくここを通っていた。今は徒歩散歩だけ
だが、辺りをゆっくり見ながら四季の移り変わりを楽しむことにして
います。アリさんを踏まないよう気をつけながら...ね。(^^)
なんか忘備録のようなつまらない書き込みをしてしまいました。忘れ
かけた過去を想い出すことで脳の活性化に?つながればいいのですが。
  


Posted by 北の旅烏 at 09:32Comments(5)追憶。