北の旅烏のひとりごと。

じらさず今回の釣行てん末記を進めましょうか。（＾＾；）

然別川。気が滅入った時、この川を見ただけで心が洗われます。

渓相は申し分ない然別川。季節を通して変わらぬその透明度は釣り人を魅了
する。水底には色とりどりの石が点在し、やや深みの淀みは緑色にきらめい
ている。ただ魚の姿が見えない。清き流れには、魚は住まない...の例え通り
なのか。よく行く白井川もここと似て大好き。選び間違えたか・・・。

紅葉にはまだ少し早かったが、水に手を浸すとすでに冷たく感じた。エサを
付け流芯の際に振り込む。うん？当たりか。否違った。おっ！う〜ん。手を
替え品を替えをなんどくり返しても魚がヒットしない。しばし天を仰ぎ見る。
２時間近く同じ動作を試みるも、やはり釣れないのだった。替えた仕掛けを
枝にからませ、癇癪雄叫びが炸裂した。空しい時間だけが過ぎる。やっぱり
ダメか。甘いお誘いもことごとく無視され、山女さんに振られたみたい。
相方は竿を出さず橋の上から私を見ていた。あらら！糸を絡ませた苛立ちで
吠えた私の絶叫が聞こえちゃったかしらん...。（＾＾；）ここは諦めようと
相方に伝え、初めての場所「登川」に行くことにした。途中さくらんぼ山へ
立ち寄り、ぶどうとフルーツジンギスカンを購入。と売店のおばさんが購入
した方だけに詰め放題のミニトマトがあると進めてくれた。これは是非とも
持って帰りたい。試食をする。旨し！甘い。（＾＾）お金を払い御礼を伝え
ると「あんりゃそんだけか。もっと持っていけ。沢山入れな。ぎゅうぎゅう
詰めにしてさ。遠慮すんもんじゃないよ」と。いえいえこれだけあれば充分
ですと私。でも執拗におっしゃるのでもう１回入れました。（＾＾；）

登川への道はすぐに解った。冷水峠へ続く道から途中で左折。さらに進んで
行くとえん堤が見えてきた。車を降り、偵察開始。う〜ん護岸が高過ぎ川へ
降りられない。どうしようかと思案していると魚道の手前で魚の影が見えた。
３０センチは有に越える数匹の魚。（種類が解らない＾＾；）一目散で車に
戻り竿を取り出した。だがエサを鼻先に流しても素知らぬそぶり。なんとも
冷たいじゃあ〜りませんか。相方が新鮮な？イタドリ虫を差し出す。素直に
もらい受け流す。おおおっ！ヒット。小型の山女が釣れもうした。（＾＾；）
これはリースサイズと川に戻した。あっ写真を撮るのを忘れてる。アイタタ
痛恨の極み。釣れた証拠写真を自ら消去。（＾＾；）参ったな〜でしばらく
ここで粘ることに。魚道のマスの中で二回目のヒット！ですかさずカメラを
取り出し撮影できました。（安堵汗。＾＾；）

でもこれはサイズ的にはリリースあるのみ。釣った魚を...否、逃がした魚を
自慢するときの釣り人は話す度にその大きさが増していくとか。でも、私が
釣った山女は１０センチを超えるくらいしか無くサイズアップもままならず
なのでした。ボウズも覚悟していた今年の釣り。ここに来てちゃんと釣った
から、手応えも伝わってきたから、良しといたします。車中あれやこれやと
楽しい会話で盛り上がった釣行でもあったしね。（＾＾）

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