北の旅烏のひとりごと。

せっかくここまで来て引き返すのはしゃくにさわる。　（昨日の続き）
自転車を降りて歩いたっていいじゃないか。少しみっともないけどさ。
平日ということもあり車の往来があまり無い。く〜っ！歩いてもこの
傾斜は辛い。汗がにじんでくる。しかも足が引きつったように痛みが
走る。なだらかに見えるところは自転車を漕ぎ、ようやく保育園？が
左手に見えてきた。多分もうすぐ到着だ・・・。

やがて、前方に車が数台停まっているのを確認。ようやく平和の滝に
着いたようだ。ふ〜っと息を吹き、自転車に鍵をかけ下へ降りようと
したがうん？どこから降りるの。辺りをうろうろ。と老夫婦が草むら
から上がってくるのが見えた。どうやら駐車場の奥まで来た性で降り
口を確認できなかったようだ。（＾＾；）

石階段をゆっくり降りる。水量はかなりあった。手を水に浸すとやや
冷たい。透明な水の流れは癒し効果が絶大だ。ただ昼過ぎの性なのか
日差しが入らない暗い画になったけど。文句は言うまい来れただけで
良しといたしましょうか。

平和の滝に来たのはこれで２度目になる。それまでは激坂にうろたえ
なんど引き返したことか。遠方に出かけるたびによみがえる張碓峠や
望来の延々坂道の苦渋困惑。来た道を戻りながら自分の不甲斐なさを
呪ったものだ。ただ数日経つとこれが目標となり次回出かける意欲と
なった。達成した時のご褒美でもある開放感が忘れられないのである。
今回は往復２０キロ程度と短く、疲労度も軽い。１００キロを超える
途中の坂道は躊躇させるに充分かもしれないが・・・。
帰路は激下り。心してスピードを落とさせねばならん。怪我をしては
元の木阿弥。慎重にブレーキをかけながら速度計を見ると、あれっ！
動いていないではないか。すかさず降りて確認。どうやらメーターの
接触不良のようですぐに回復。以前も同じことがあり累計走行距離が
少なくなって悔しい思いをしたことがあるのね。（＾＾；）

ナナカマドの赤い実が、秋が深まったことを思い知らされる。次回は
もっと遠くへ出かけようか。今回の走行はお子ちゃま程度だもん？！
下り坂の恩恵に今までの疲れが嘘のように引いていく。琴似発寒川を
右手に見ながら景観を楽しむ余裕が生まれていた・・・。

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