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2016年12月20日

宝物。

その昔のブログにも登場したことのある国鉄時代の鉄道員用のランプ。
これも古い話なのですが、狸小路2丁目の裏手にでいいのかなの南3
条通りに面した場所にあった喫茶店「イレブン」のマスターから頂い
たものです。ジャズにのめり込んでいた頃の二十代だったと思います。
ドアを開けるとチリリンと鈴が鳴りカウンターに腰掛けタバコに火を
つける。白くゆっくりと漂う煙草の煙。通うほどに私が注文をしなく
てもお気に入りのコーヒーがカウンターに置かれるようになりました。
静かに流れるジャズの音色。苦味の効いたストレートのマンダリンを
口に含むとまるで別世界に導かれるようだった。ある日マスターから
これ欲しいならどちらかをあげるよと差し出されたのは2つの鉄道員
ランプ。二つとも気に入りなかなか決まりません。するとマスターが
苦笑いをしながら両方あげるよと。喜び勇んでアパートに帰ったのは
言うまでもありませんでした。
宝物。
何度目かの引越しを繰り返し、ある時私用だったかでお世話になった
方にひとつプレゼントした。とても気に入ったようで笑顔満面。もう
ひとつのランプは隠れ家の玄関先に置きっぱなしで今日に至り、埃を
かぶっていました。昨日虫の知らせのように目に止まり自宅へと持ち
帰った。クレンザーをスポンジにつけ磨きますが、なかなかきれいに
ならない年季の入った汚れなのですね。でもあまり強く磨き過ぎては
いけないと適当なところで手を止めました。昨夜ベッドの脇に置いて
寝ましたが、見ているとその昔の自分の姿が鮮明に見えてきて、つい
苦笑することも多々。当時はいろんな意味であたりに迷惑の掛けっぱ
なしだったように思います。「後悔は先に立たず」と言いますが私の
場合は忘れっぽいのか、あまり役に立っていないようです。(^^;)


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Posted by 北の旅烏 at 11:10│Comments(2)etc...追憶。
この記事へのコメント
覚えています。
良い物をお持ちですこと。
夜、駅員さんがもっていました。
交通手段は国鉄でしたね。
お友達のお父さんは駅員さんが多かったですね。
なつかしいですね~
先日、増毛は廃線になったり北海道は寂しくなりますね。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2016年12月20日 18:50
☆おはよう、サンダーソニアMさん。(^^)
jR北海道は、維持費管理が難しい路線を次々と廃線しようとして
います。もちろん利益を上げなければ維持できないことはわかりま
すが、インフラ(ガス・水道。電気)と同じく公共性の強い企業の
jRは住民にとって欠かせない交通手段。国からの援助をもらって
いてもさらなる利潤をあげようと考えているとしか見えませんね。
道もここは真剣に対応して欲しいものです。ただし国からの指示に
従うだけの一辺倒の高橋知事ならダメかもしれませんが。(^^;)
代替えバスや共同タクシーの普及を推し進めなければ...です。そう
しないと、ますます過疎化に拍車がかかります。
鉄道員ランプは青春時代の宝物。じっと見つめていると昔の旅烏に
すぐワープしそうです。(^^)
※南3条通り...と書きましたが南2条通りかもしれません。記憶が
 あやふやになっています。(^^;)
Posted by 北の旅烏北の旅烏 at 2016年12月21日 06:55
 
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宝物。
    コメント(2)