さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

ログインヘルプ


 › 北の旅烏のひとりごと。 › etc... › 読経。

2017年01月09日

読経。

月日の流れが早過ぎだよね...と言いつつ母の一周忌の法要に出かけた。
地下鉄大通り駅から東西線に乗り換え会場へと向かう。ただちょっと
早過ぎたかもしれない。切符を買い求め階段を下り始めた。する事も
なく車内をぐるり見回す。すると案の定、スマホに夢中の老若男女が
気配を遮断するかのようにバーリアーを張り、一心不乱に指を動かす
奇妙な世界が広がっていた。顔つきがみんな同じに見えてくる。まっ
どうでもいい話ですが、私は浦島太郎になった気分ですな。face03
読経。
指定された駅の一つ前で降り(調べるとこちらの方が近い)外に出た。
うん?北はどっちだ。方向感覚が戻らぬまま、かみさんにタクシーを
促され乗るもどこを走っているのか頭が混乱する。会場は思った通り
我々が一番乗りだった。やがて久振りの面々が集まり始め、坊さんの
読経が始まった。これがまためったやたらと長くてね。旅烏の我慢の
限界は長くて20分くらい。波阿弥陀仏...そして何を言っているのか
わからない、むにゃむにゃゴーンが延々と続くのであった。ああ早く
終われと心の中で念仏を唱える旅烏をあざ笑うように堂々巡り的?な
読経が終わりを告げないのだ。こうなったら最後の手段!とばかりに
坊さんの背中に鋭い視線を投げつけるも効果なく虚しく時間が過ぎて
いく。ユーチューブ画面のように今どの辺まできているのかを見れる
装置があればいいのに。帰宅のことを考え始めた頃、じれてる空気が
ようやく場を埋め尽くしたのか、なんとなく終わりが近づいたような
気配を感じた。おっ効果があったか。ホッとしたのもつかの間、終わ
らない。さらにさら〜に、ゆっくりと抑揚をつけ「参ったか俗世界の
人間め...」などと、もっとも〜っと御経を唱え始めるのであった。
この後、疲れを癒す?食事会が終わり三々五々帰路に着いた。料金が
かかるが、このままタクシーで帰りたい気分。予約のタクシーに乗り
込む。あれまっ来た時と同じ地下鉄の駅で止まった。かみさんが言う
には「同じルートの地下鉄で帰るよ」ときっぱり断言。さすがに私も
「はい!おっしゃる通り従います」と言うしかなかったのでごじゃる。
階段は嫌い見たくもない...と心の中でぼやきながら・・・。(^^;)


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(etc...)の記事画像
反省。
肌寒。
恐怖。
独食。
夕食。
元気。
同じカテゴリー(etc...)の記事
 6月19日の記事 (2022-06-19 08:28)
 もう一つのブログ...。 (2022-05-16 08:43)
 反省。 (2019-01-09 11:32)
 肌寒。 (2018-09-12 10:13)
 恐怖。 (2018-09-08 06:41)
 独食。 (2017-04-27 07:34)

Posted by 北の旅烏 at 09:08│Comments(5)etc...
この記事へのコメント
お母様の1周忌でしたか。
我が家は今年は主人の7回忌で内々で計画中です。
兄弟に会えていいね。

公共の乗り物はだんだん億劫になります。
地下鉄はスマホに夢中の人ばかりです。
昔は本だったですよね。
時代は変わったんですね。

荒れそうですねどうなりますか・・・・・
頑張りましょう。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2017年01月09日 09:22
☆おはよう、サンダーソニアMさん。(^^)
歳とともに月日の流れが早く感じるのは、記憶の糸がほつれ始めて、
刺激が少ない日常の事柄は必要ないと脳が先取りする性かもしれま
せん。同じことを同じ時間にするのではなく、寒い。暑い。痛い...
心地よい...とできるだけ刺激を与える努力を積み重ねるべきですね。
といいつつ、いつも流されてばかりの旅烏?(^^;)
スマホに夢中になる気持ちはわからんでもないですが、話すことで
気づく相手方の感情の起伏はスマホでは無理です。このまま社会が
手をこまねいていると、ますます孤独に苛まれる若い人が増えてき
そうで怖いですね・・・。
Posted by 北の旅烏北の旅烏 at 2017年01月09日 10:56
一年は早いですね。
私は父の一回忌をやってやれませんでした。
こちらでお花を買ってお線香を焚きました。
親不孝でごめんねとお祈りしました。
Posted by kemmi at 2017年01月10日 04:43
お早うございます。
両親が亡くなり淋しくなってから?十年、
年忌もいつまでできるのかしら、とふと考えます。
毎朝お水と、お茶、お線香をあげて勘弁してもらいましょう。
と考える此の頃です。
一周忌お疲れ様でした。
きっとお母様も喜んでいますよ。

今年も元気で、過ごしましょう(^^^^)
Posted by 顔回 at 2017年01月10日 10:03
☆こんにちは、kemmi さん。(^^)
kemmiさん、親不孝だなんて、そんなことないですよ。今までだって
何度も帰国しお見舞いに訪れたじゃありませんか。遠く離れた異国の
地にいらっしゃるのですから、お父様もその大変さをわかってくれて
います。あの世に行かれた親を忘れない心があれば、どこにいようが
kemmiさんの想いは届いていますよ。(^^)
旅烏の方こそ親不孝をかけっぱなしであの世から嘆いている母の姿を
思い出します。ただ夢に出てこないのは、驚く旅烏を見たくないから
だと勝手に解釈しています・・・。(^^;)

☆こんにちは、顔回さん。(^^)
亡くなった人を思いやる心があっても、お坊さんの長いお経をもっと
簡素化できないものかと信心のなさを書いてしまった旅烏。でも何を
唱えているのかわからない時間は、苦痛のなにものでもないと今でも
思ってしまいます。(^^;)いただいた献花を居間に飾りようやく
落ち着いて母が楽しそうに笑っている昔のことを想い出したり。
諸行無常・生々流転・色即是空...世の中がどんなに変わろうと、これ
だけは 万物全てに訪れる世界観かもしれませんね・・・。
Posted by 北の旅烏北の旅烏 at 2017年01月10日 11:12
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
読経。
    コメント(5)