北の旅烏のひとりごと。

澄みきった青空。ジャケットの中はすでに汗がにじみ始めていた・・。

カメラを手に川沿いの散策路をてくてく歩く。タンポポの黄色い花が
背景の緑に映えてとてもきれい。チョウチョが空に舞い、アリがせわ
しなくちょこまか地面を動き回っている。春というよりすでに初夏の
色合いである。いつもなら自転車に乗って嬉々としてペダルを漕いで
遠出していたのに...と失望感が頭をよぎる。ああでも愚痴を言っても
始まらない。わかっていてもつい口から出てしまう。

でもでも、やっぱり外の空気はさわやかで気持ちがいい。新緑と白い
雲が浮かぶ青空と。そして咲き始めた花々に囲まれていると心が軽く
なるのを感じます。地面を動き回るアリさんを見ているだけで頑張ら
なくちゃと励まされているようで元気をもらえます。もうすぐ７月に
入りますね。今年も残すところあと半分になります。手をこまねいて
愚痴を言っていてはお天道様に笑われそう。気分を変えて、移りゆく
季節をもっと大事にせねばと思っています。

新川に流れ込む小さな堰に動き回る影が見えます。目をこらすと何の
魚かゆっくり泳いでいました。きっとコイだと思います。魚体は３０
センチくらいかな。そういえば以前自転車で走っているとコイ釣りを
楽しむ釣り人をよく見かけました。三々五々仲間と連れ立って、のん
びり糸を垂らす風景をよく目にしたものです。水がきれいなら...否々
旅烏はコイ釣りの趣味はありませんのこと。山河の奥のまたその先で
透き通った水面と川底にちりばめられたカラフルな小石がある場所で、
山女魚や岩魚と戯れたい。それだけで釣果に関係なく？満足していた
ものです。木漏れ日がゆらぐ水面のきれいさと言ったら、何ものにも
代えがたい至福のひと時なのですね。昨年はヒザ関節に痛みで行けな
かった。そして今は治療中の身。頑張って来年こそ行けるようにしな
ければいけません。がんばるもん！旅烏は。（＾＾）

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