好き。

北の旅烏

2020年07月16日 08:09

スーパーのチラシに値段が安いバナナがあるとつい手が伸びる旅烏。

今でも思い出すのは子供の頃、熱を出して寝込んでいた時に母が買って
きてくれたバナナ。甘い香りが食感を通して身体中に染み渡るのを感じ
ながら一気に食べていた。この時ばかりは私には2本食べる権利があり、
熱を出すのもまんざらじゃないと笑顔になっていたように思う。
小学一年生の三学期の頃だったか、街中の木造の家から真新しい官舎に
引っ越して緊張しながら新しい学校へ通うことになる。学校が豊平川が
すぐ側にあり、放課後は川遊びに夢中になっていた。そして石に興味を
覚えたのもこの頃だ。きれいな石を拾い集めては家に持ち帰ると宝物と
して優越感に浸っていた。ある時石を割っていると葉っぱの模様が出て
きた。そうかこれが化石というものなのかと有頂天になった。それ以来
きれいな石だけじゃ飽き足らず、化石探しに夢中になった。だけど見つ
けたのはこれ一つだけ。まちがっても恐竜の化石など見つかる訳がない。
やがて飽きて川へ行く機会が少なくなった。自転車逃避行をしている時
川辺りで休んでいるとふと思い出す幼き頃の記憶。当時を思い出しては
クスッと笑う旅烏がいるのです・・・。(^^;)

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