釣行。

北の旅烏

2014年07月31日 12:11

お天気よし。水量申し分ない。後は私の技量だけか・・・。
昨日、今年初となる釣りに出かけた。小樽まわりで余市町を通り、仁木町
大江川えん堤に到着したのは7時を回っていた。すでに釣り人らしき車と
川に立ち入っている釣り人の姿が確認できる。まずは大江橋の下を攻める
ことにした。相棒はエサ釣り。私はウルトラライトのロッドにスピナーを
装着し戦闘開始。しかし水の流れに押し戻され釣りにならず。護岸の上を
行ったり来たり。う〜む。やがて溜息が漏れ出した。この時相方は新子の
山女を数匹が手にしていた。私が釣るのは20センチ越え...否、尺ものの
大型山女。平静を装い、相方にえん堤下への移動を進言した。
えん堤を流れ落ちる水。手前の魚道も半端ない凄まじさ。対岸に釣り人が
見える。負けてはいられない。川の中央で(写真右方向)釣ろうときつい
流れに逆らって歩き出した。足を上げるのがめっちゃ恐い。体ごともって
いかれそうだ。できるだけ水深の浅い護岸の上を歩く。水流に負けてふら
ついたら最後、ずぶ濡れの刑が待っている。この時突然頭をよぎったあの
「行っちゃダメ」のお言葉。でも、朝から尋常じゃない蒸し暑さだ。水に
浸かった方がマシかもね。などと強がってお構いなしに進んで行った。
数度危うい姿勢になったが、なんとか渡れた。では気合いを込めて釣りま
しょう。一投。二桁投。気力が段々低下。相変わらずスピナーだけが元気
よく戻ってくるばかりでして。流れの淀みをめがけて探るが無反応。ここ
にはいないのか。過疎の川、段階集落かも。私は空き家(川)に目がけて
投げ入れているのか。場所移動が頭をよぎり始めた。
相方は一カ所で粘りながらコンスタントに新子を釣り上げていた。やはり
エサにはかなわない。戻ろうときびすを返し歩き始めた。魚道の近くまで
来たときだった。あれっ!どこを渡ったの?私は。見る方角が違うと来た
時と大違い。水深がやけにあるではないか。何がそうさせるのか。怯える
心がさらに恐怖心をあおる。相方がきょとん顔でこちらを見ている。私は
といえば照れ笑いをくり返すばかり。行ったり来たりをくり返す内面倒に
なってきた。ええ〜い!なるようになれ〜と大股で足を上げた。一瞬体が
大きく傾く。ううっ!上半身がイナバウワー。危ない危ない。(^^;)
全身ずぶ濡れ、悲惨現場にならずに次の場所へと移動できた。
国道5号線を北上しながら余市川を橋から観察するもこれといった釣りに
適した場所が見つからず、必然的に清流の誉れ高い然別川へ向かっていた
のであった。いつ来てもこの川の透明度には癒される。川に降りると体感
温度も心なしか下がったように感じた。
魚はいるのだけど小さな新子山女ばかり。もし私がエサ釣りをしていたら
ほとんどがリリースサイズ。相方に「サクランボ山」の開園時間を聞くと
ちょうどいい塩梅に同時刻になっていた。それなら先に買い物を済ませた
ほうが得策と、いったんここを脱渓することにした。(次回に続く^^;)

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